24時間いつでも対応してくれる鍵屋さんの実際

僕は昨年の春、住み慣れた静岡を離れて東京で一人暮らしを始めました。実家は小さい工場を経営しているのですが、僕は将来、この家業を何らかの形で引き継ぐことになるのだと思います。僕が東京で経営学を学んでおこうと思ったのは、言ってしまうと「特にやりたいことが無い」から、それなら「働き始める前の最後の自由時間を都会で過ごそう」という、何ともあやふやな理由なのですが、もしかしたら、自分そんな「将来自分がやらなければならないこと」に対する準備のつもりも少しはあったのかもしれません。

さて、実際に一人暮らしを始めてみて、大学に通うこと以外に僕がまずしたのは、「アルバイト先を探す」ことでした。うちの家は両親の方針で、生活費以外の自分で使いたいお金は自分で稼ぐことになっており、必然、こちらで少し遊びたければ、その費用は自分で稼ぐことになるのです。
色々あったアルバイト候補から僕が選んだのは、よくある「24時間対応の町の鍵業者」でした。ここをアルバイト先として選んだのは、何よりも自宅アパートに近かったのと、実家の工場でやっている金属加工の仕事に少し関連があったからです。

働き始めた当初、「いくら24時間対応の鍵屋さんとはいえ、そこまで忙しくないだろう」などと僕は思っていましたが、実際に働き始めてみると、そんな認識は現実とは大きく違うのだということが分かりました。
ここでは、僕がアルバイトで経験していることについて、「24時間いつでも対応してくれる鍵屋さんの実際」について、お話ししたいと考えています。